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2009年6月18日 (木)

【トップ】モチベパラドックス(ナビ第7節 vs磐田@鴨池)

「絶対に ” 1 位 で ” 突破したい」というモチベーションからして失敗だったか。

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6月13日(土) 2009 ヤマザキナビスコカップ
磐 田 2-1 広 島 (14:01/鴨池/5,660人)
得点者:17' 前田遼一(磐田)、53' 前田遼一(磐田)、74' 佐藤寿人(広島)
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■この試合では、それは浮わついたモチベーション。
高い所を意識することで、モチベーションを上げるという方法は確かにある。
でも、この試合において、「グループリーグを突破できるのが前提」で気持ちを高めるのは
間違いだったな。
まだ何も手にしてなかったのに。

ゴール裏には「イケるんじゃない?イケるでしょ?」という空気があったし、それに気付いて
いながら空気を変えられなかった。

ポジティヴに上を見てモチベーションを上げるのはいいが、この試合ではそれが浮わついた
モチベーションになっていた、と猛烈に反省している。


■芝生席+高い気温+勝てる気分=敗戦
という式は、自分にとってもこの鴨池が初めてじゃない。
2006年のC大阪戦@長居第二もそうだった。
J1残留を争う直接対決だったけど、広島は徐々に勝ち点を伸ばしJ1残留を掴みかけてた頃。
C大阪との勝ち点差も「11」。
「勝てるでしょ」、「残留できるでしょ」という”ぬわ~っとした空気”がゴール裏を支配してた。

この試合の記事を読み返して思い出したけど、C大阪戦の前の試合はホームでFC東京を
0-2からの5得点で逆転勝利した試合だったわ。
ホームで大勝していたってのも似てたわけだ。

鴨池でも、ホームの大宮戦(7-0)・新潟戦(5-1)を体験したサポが「勝てるよね♪」という雰囲気を創ってしまった。


■勝った後のメンタル
先月書いたこの記事と同じようなことを言いたい。

【トップ】広島のメンタルは強くなったのか?(第12節 vs山形@広島ビ)
http://inhale-sanfrecce.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/12vs-5485.html

ここで「勝ったあとのメンタルを鍛えよう」と述べたけど、鴨池はそれができてないいい例だったと思う。
広島サポは”逆境でのメンタル”は強くなったが、好調時は勝利を貪欲に目指す強いメンタルを
保てずに「勝てるでしょ?」と弛んでしまう。
鴨池の前の大宮戦・大分戦・新潟戦を2勝1分という好成績を収めたことで、広島サポは強い
メンタルを保てなくなった。
鴨池のゴール裏では、湧きあがり地を揺るがすような勝利への想いも闘志も感じられなかった。
来たくても来れなかったサポに申し訳ない。


■モチベーションパラドックス
帰りの車で、モチベーションを上げるパラドックスを考えた。

負けているとき→ポジティヴに気持ちを高める。

勝っているとき→ネガティヴに気持ちを高める。


不調の時は色々考えるとネガティヴな方向に沈むので、逆にポジティヴに気持ちを高める。
「オレらの声で勝たせてやろうぜ!!!」などと声でゴールが決まるわけでもないのに根拠も
ないことを言って戦意を高める。
でも勝ててないときはそれでいいと思うんだよな。

勝てているとき、好調の時は、ちょっと立ち止まって考える。
今日はどういう状況?どうやって勝つ雰囲気を創る?どんなサポートをする?

勝ってるときはそんなことを考えなくても勝てる気がするもんだ。
でも「勝てる気がする」ことこそがもっとも危険なことなんだ。

「自分たちのサッカーができなければ負けるかもしれない」と、敢えてネガティヴに考えてみて、
そうならないためにサポーターはどのように選手をサポートするか、サポーター同士で
どのように励まし合うか
イメージするんだ。
勝ってるときはそれを忘れがちで、試合中いざ劣勢になってからだと勢いを取り戻せないから、
鴨池みたいになってしまう。

やはり広島サポが「勝ち慣れ」にたどり着くには遠すぎる。


■鴨池はこういう入り方でもよかったのでは?
冒頭で自分の失敗を述べたけど、広島サポのこれまで反省を踏まえて試合に臨んでいたなら
違うモチベーションの高め方もあったと思う。

・何人かの選手を欠きながら、GL突破を自らの手で掴めるとこまでこぎつけた。
・若い選手の多い広島がこの状況であることは素晴らしいことだ。
・しかし、まだ何か大きなものを手にしたわけでもない。
・思い返そう。
・「ここを勝てば」という試合を、今までいくつも落としてきた。
・いくつもの悔しい想いを、今日ここで晴らそう。
・あの悔しさをみんなが忘れずに今日を闘えば、オレらが目指す場所に一歩近づけるぞ!!!
・さあ、みんなで選手を後押しし、試合後に勝者である選手たちを迎えてやろうぜ!!!

広島がけっして選手層の厚い強豪ではないことを認識する。
でも、その広島がGL突破に手をかけている。
さらに、自分たちが「ここぞ」というときに弱かったという経験を思い返し、今日はそうならない、そうさせないという気持ちを強く持つ。
その気持ちを持てば今日ここへ来た目的は達成され、さらに上に行く権利を得られるということを
心に据える。
そして、それができたあとの試合後をイメージ。到達したい目的地のイメージ。


マイナス思考からのプラス思考。

ネガティヴを基盤としたポジティヴ。

そして過去から未来。



こういう気持ちの高め方と固め方をしてもよかった。
いや、そうするべきだったとオレは思う。


■自分がなにをするか?
だから、こういうモチベーションの上げ方や、試合前の雰囲気の創りを自らがやるべきだと思う。
誰かに熱くしてもらうんじゃなく、自分がまわりを熱くするつもりで。
そんなに簡単なことじゃない。
でも、せめて自分に近いサポ仲間とくらいはこういう気持ちを高める言葉を交わし、試合前に十分に熱くなる必要がある。

問題点だけを挙げて、愚痴るだけのサポは嫌いだ。そんなダメサポちゃんとは本気で意見を出し合えない。
自分も愚痴るだけのダメサポちゃんにならないために、自分が何をやるかを考えた。


試合前のモチベーションを上げるために、以下の3つを実践する。

「今日の試合って、こういう試合だよね」
(現状を把握して、この試合を闘う意味を考える)

「だから今日はこういうサポートをしよう」
(この一戦を闘うのに、いかにサポートするかを考える)

「そして、試合後はオレたちはこうなっていたいね」
(そのサポートによって、試合後の目指す姿・風景をイメージする)


前述の鴨池での入り方は、この考え方を基にイメージしてる。
まず、自分がこの3つを実行する。まわりのサポが弛んでいようが、自分のモチベーションくらい
自分で上げるわ。
そして、自分に近いサポ仲間なら試合前にこういう想いを出し合って、考えや気持ちを共有できたらいいと思う。
すべてのサポが同じ想いになる必要はないけど、闘う気持ちを高め合うことはゴール裏ど真ん中では
義務だと思う。
完全にサポ全員の想いが一致することはないにしても、最小公倍数である「勝つんだ!!!」
というモチベーションをみんなが持てれば、広島サポは強くなれるはずだ。


「闘う気持ちで負けた」とか、「ふわっと試合に入ってしまった」というような選手のコメントを
今まで何度も聞いてきたけど、試合後のサポーターからも同じようなセリフを何度も聞いてきた。
二度とこんな言葉を聞きたくない。
少なくともこれからの自分は、試合後にこんなこと言わない。絶対に。

鴨池の日から今日まで考え抜いたことを今回の記事にした。
ここで述べたことを自分が実行できれば、この試合に意味を創れたとも思うし、選手にも
許しを頂けるかと思う。


■ウザくてごめんなさい。
これからの試合でオレの近くに来た人は残念ながらオレのウザさに嫌気が指すかもしれません。
でも強い気持ちで闘いたいってひとは一緒にバモりましょう。
本気で闘うひととならウザさとウザさと掛けて超ウザいバモを実行できるだろうし、それで選手にも
 サ ポ ー タ ー に も 影響を与えられると思うので。

さあ、今週末からリーグ戦再開だ。

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コメント

先日の私のコメントは、この辺りのところのことだった気がします。
「楽しいサッカー」ならアマチュアでも出来る、プロだから、それは、「仕事」
「仕事」が楽しければ、それに越したことはないけど、プロとしてお金をもらってる限りは「楽しい」じゃなくて「楽しませる」ことの方が先に来るべきかなと感じた気がします。

トピに戻って、俊輔が「最近、練習ではネガティブイメージで蹴っている」って言ってました。最悪の状態で蹴れる範囲を知っておけば、好不調に左右されないで蹴れる、見たいな話だったように思います。プロだから、どんなときでも最低限の仕事はしないと、ってことでしょうか。

再開後の神戸戦、少しその辺りの萌芽が感じられたかな〜、気のせいかな〜という気持ちです。

投稿: aoi nami | 2009年6月22日 (月) 20時37分

>aoinamiさん
選手のほうをどうのこうの言うつもりはないんですが、ゴール裏はダメでしたね、ほんとに。
で、ダメな雰囲気を変えられなかった自分も大反省でした。
腹が立つし悔しいし情けないし申し訳ないし。

「ネガティヴイメージ」ですかー。
俊輔の話とは違うんですが、ボクは毎試合
「負けるかもしれない」というところから
モチベーションを上げてます。
「負けるのはいやだ。勝ちたい。そのために自分が何をするか?」という
順序で上げていってます。

選手だけじゃなくてサポも、闘う者としてこれが大切だと思うんですよねー。

投稿: きのり | 2009年6月23日 (火) 00時40分

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