【トップ】「熱さ」を間違えちゃいけない。新たなステップへ(第21節 vs神戸@神戸ユニバ)
サポーターも新しい難しさを感じる段階に来たんだなと実感。
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8月15日(土) 2009 J1リーグ戦 第21節
神 戸 0-0 広 島 (19:04/神戸ユ/13,394人)
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鹿島戦の勝利や、ここ3試合を2勝1分けとしていたこともあって、サポーターの期待値が
高かったように思う。
期待値が高かったからそれ故に、試合が始まると「思っていたほど相手を圧倒できない」ことに、
サポーターのイラ立ちが増したり、応援のテンションを低くしてしまうサポーターが出始めた。
試合前はコールリードに対して「打てば響く」ような反応の良さがあったのに、闘志を湧かせる
声も減り、手拍子をする手は胸の位置まで下がり、せっかく集まったサポーターの存在感も躍動感も消えていった。
「期待値が高いが故に、その期待値に応えてもらえないとサポートの質・量が減少する」
サポーターの意識が「チーム・選手に期待通りのサッカーを見せてもらう」という方向に寄ってしまうと
このような問題が起こるんだと思う。
チームがそこそこ好調である状況(※)に、サポーターの期待値は上がってしまうのは仕方ないが、
とは言え「期待値」というものは誤って設定されることも多いから問題を難しくする。
(※実際はいまのサンフレッチェの現状は”そこそこ好調”と言えないと、ボクは思っている)
そもそも、サポーターの意識が「選手に○○○してもらう」というのはあまりサポーター的ではないし、
サポーターの中心部(≒バンデーラのあるエリア)に居る者がそういう意識では困る。
そこに立つサポーターは選手が期待に応えてくれなくとも試合終了まではサポートし尽くすべき。
また、そこに立つサポーターは「期待に応えてもらえないことで応援の質・量を下げてしまってる
サポーター」がいるならば、彼らを引っ張る存在になるべきだと思う。
相手のカウンターを喰らって冷や汗をかいたり、相手のセットプレーの連続で長時間のコールが
苦しかったという時にしっかり声を出す。守備の時間が続いた後ボールを奪い攻撃に出て、
惜しくも決め切れず落胆する一連のプレーにも、手拍子(のテンポ)が後ろのサポーターにも
見えるよう頭の上で手を叩いたり、後ろのサポーターに躍動が見えるように飛び跳ねたりなど。
神戸まで、アウェイの試合に来てることがサポーターとして「熱い」わけじゃない。
「熱さ」というのは、それに 「 熱 」 を感じる者がいてその者から「熱い」と認めてもらえる。
選手のプレーに自分の応援を左右されているサポーターが、選手やまわりのサポーターに
「熱」を伝えられるわけがないだろう?
自分の応援を、選手は熱いと感じてくれるのか?
自分の応援を、隣に立っているサポーターが熱いと感じてくれるのか?
「熱さ」を間違えちゃいけない。
「オレは熱く応援してる」なんて自分で判断するものじゃない。
広島サポーターはこういう意識を持つべき段階に踏み込み始めていると思う。
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