【サポ】ナビ杯を終えて、リーグ浦和戦(第29節 vs浦和@広島ビ)
この試合、なぜか”再出発”という印象。
たぶん、ナビスコ杯決勝はそれの前と後で広島サポーターを変えてしまったから。
■前回の国立とは違う
2008年元日の天皇杯決勝。槙野の涙を見て、初タイトルを獲る日はオレが絶望するほどは遠くないのかもと思った。【もっとも輝く日を目指して(天皇杯決勝vs鹿島@国立競技場)】
この記事を書いた後の広島についてはみなさんご存知の通り。そして、今年「初タイトルを獲る」チャンスを掴んだ。
あのときの天皇杯決勝というのは思いも寄らないものだった。オレらはすでに1年でのJ1復帰のための闘いを始めていて、天皇杯もそのためのものだった。その1試合、1試合を戦い抜いていくうちに元日国立に到達した。
今年のナビ杯決勝は違う。「タイトルを獲る」と口に出した上で、みんなで目指して到達した場所だから。着実にチーム・選手は階段を昇っている。
意図して目指し到達した決勝の舞台だから、選手の成長に呼応してサポーターも階段を昇れたんだと思う。
■より強い欲求
「負けてよかった」なんて言わない。言えるわけもない。
でも、国立でのタイトルを賭けた闘いで悔しい負け方をしたことで、よりタイトル獲得への欲求が増したサポは多いんじゃないだろうか?広島への愛情が増したサポが多いんじゃないだろうか?もっと応援しようと心新たにしたサポは多いんじゃないだろうか?オレの周りではいくつもそういう声が上がっている。
今年のナビ杯を獲れていたなら、それはもちろん素晴らしいこと。しかし、そういう声が上がることも素晴らしいことだと思う。より強いタイトルへの欲求はこういうふうに発生する。オレらはその欲求を日々重ねていくことだ。神様が「おまえらまだ足らんよ」と言うのなら、ここで心を折らずに続けていこうや。
もう、国立へ来ることで満足するサポーターは広島にはいない。
■紙テープ
とても嬉しかったこと。
優勝したらみんなで紫と白の紙テープを投げる準備をしていた。全部で3500本。これは結局投げることができず、回収することになった。試合後にサポを労いながら回っていると何人ものサポが「この紙テープ、持って帰っていいですか?」とオレに聞いてきた。そして彼ら、彼女らはみんなこう言った。
「来年、また持ってきますから」
胸が熱くなった。オレたちはそれを実現するためにまた闘いを続けるんだ。それを実現したいというモチベーションでまたサポーターは強くなっていく。
■勝利以外にもサポのミッション
ナビ杯決勝で勝つことが一番の目標だったけど、別の目標として選手から「このサポーターと共に闘っていきたい」と思ってもらうこともあった。特に来季の去就が決まっていない選手に。決勝国立を掴み取った選手に対し、それに相応しい舞台を創ってあげたいと思っていた。そういう気持ちを込めてのコレオグラフィはナビスコ杯史上
選手がウォーミングアップに登場した時にビッグフラッグ掲揚
選手入場時はコレオグラフィ(紫と白のストライプ)、
それにビッグオーレを重ねて、
ビッグオーレを降ろすと、優勝カップが出現
というものになった。
(画像はJ'sGOALより)
http://www.jsgoal.jp/photo/_prog/search.php?search[filename1]=20100020060120101103
選手の気持ちを動かすのはもちろんコレオグラフィだけじゃないけど、ナビスコ杯の風物詩になっているし、オレらも選手に贈りたいと思っていた。
120分を通してのサポの応援は選手に届いていて、実際にカズや槙野がサポが創った雰囲気(ムード)についてコメントをしてくれた。
選手のみんながサポを誇りに思ってくれたなら、そのミッションについては達成なんだと思う。
ご協力を頂いたサポーターのみなさん、来場者のみなさんありがとうございました。
コレオグラフィやその他の演出のため活動されたサポーターグループ、そのほか個人サポのみなさんもお疲れ様でした。ありがとうございました。
■サポーターの成長のために、皆が力を出し合おう
ビッグフラッグ掲揚やコレオグラフィで「広島サポやるじゃん」って広島サポ自身が思えただろう。広島サポってか、こういう大きなことを先頭に立って行うのはサポーターグループなんだが。彼らの頑張りには頭が上がらない。そして、グループの形を取っていない個人サポの行動的な人たちもほんと尊敬する。
今後も、彼らを頼る部分もあるだろうけど、グループとか個人とかそんな細かいことに拘りすぎず、広島サポ全体が良くなるようにみんなで力を出し合えればいいなと。いや、出し合うべきだと思う。
■サポは足し算・掛け算
試合前に行われた「コレオの説明→決起集会」の一部がこんな感じだった。
ナビスコカップ決勝 広島サポ決起集会
呼びかければこんな風に集まるんだよね。コンコースで行ったから声や手拍子の反響もすごくて。
広島サポの人数は増えてきている。クラブ・チーム・選手のために何か起こそうと言うのなら、もっと個サポに声をかけて、サポーター全体を巻き込み行動していけばいいと思う。
もっと個サポを利用してくれてもいいと思うんだよな。サポの力は足し算すればいいし、掛け算できたらなお良し。
■「自分ができるサポート」を
サポグループありきで書いてしまったけど、そればっかり言っても仕方ない。サポグループのメンバーよりも、人数比で言えば個人サポのほうが圧倒的に多いわけだし。例えばB6だったら、サポグループのメンバー数が増えるよりも、今B6にいるサポーターがより勝利への欲求を増幅させて、より声を響かせて、より躍動感を増した応援をすることができれば応援の迫力は出る。例えばB6のサポみんなが頭の上で手拍子を打ち鳴らすようになるだけで、響く音も躍動感も増大すると思う。
ただし、そういった試合中のバモなんてのはサポート行為のうちのほんの一部。それ以外の「自分ができるサポート」をやりきろう。そしてさらに「自分ができるサポート」を増やしていければなお良いと思う。「自分ができるサポート」ってなんですか?と聞かれるとそこは人それぞれなので答えにくいけど。ま、実際のとこ山ほどあるんだけどな。自分でもやりたいけど手が回らないってサポート行為がいっぱいあるもん。
そういったことを踏まえて、選手たちの成長に後れを取らずサポーターとして自分を成長させるために再出発しよう。一人一人の成長が、初タイトル獲得へ歩む力となるよ。
そしてこのタイミングでリーグ浦和戦です。
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11月7日(日)J1 第29節
広 島 - 浦 和 (13:00KICK OFF/広島ビ)
広 島( 9位) 11勝9分 8敗 勝点42 36得点31失点 得失差+5
浦 和(10位)12勝5分11敗 勝点41 40得点31失点 得失差+9
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2010月11月3日 李 忠成の得点
http://www.youtube.com/watch?v=uN0O5qOOvoI
2010月11月3日 山岸 智の得点
http://www.youtube.com/watch?v=NyNRF7vMy4Y
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コメント
浦和サポにまみれながらのBA遠征お疲れさまです。
ナビ決勝も大変お疲れさまでした。
ナビ決勝が終わって、燃え尽き症候群になるかと思いきや、いつか来るタイトル奪取の日まで、
この悔しさを忘れずにチームをサポートしていこうという気持ちがものすごく強くなりました!
それと広島に対する愛情が今までにないくらい高まっている自分に気づきました。
私をサポとしてより成長させてくれたこのナビ決勝の日のことは一生忘れないと思います。
(決起集会とコレオで超鳥肌たったのも・・・)
今日の浦和戦もがんばりましょう!
投稿: MH | 2010年11月 7日 (日) 07時54分
>MHさん
燃え尽きるどころかより一層燃えてます!!!ってヤツですねwwwさすがですwww
ボクのまわりはそんなサポばっかりです!!!
ひとつでも多く勝ちたい、リーグ戦では上の順位に上がり、ACL出場権も獲りたい!!!
サポグループがダンマク揚げてましたが「立ち止まるな」はサポ自身も意識したいですね。
浦和戦を勝てたのは1勝(勝ち点3)という意味以上に大きな意味がありましたね。
投稿: きのり | 2010年11月13日 (土) 08時41分