【トップ】それはクラブカラー(第9節 vs新潟@広島ビ)
敗戦を責める気なんか無い。それ、クラブカラーだから。
それを塗り替えていくのはオレたち自身だから。選手だけじゃない。サポーターも含めてみんなでやるべきこの先のミッション。
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5月3日(木) 2012 J1リーグ戦 第9節
広 島 0-1 新 潟 (16:04/広島ビ/17,826人)
得点者:63' 菊地直哉(新潟)
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■目線
試合の入り方がぬるかったとか、新潟を舐めていたとか全く無かったと思う。途中で諦めて応援を止めたなんてたこともない。サポーターは最後まで応援できていたよ。
ただ、試合前の広島サポの目線は下に向いていたと思う。「”17位”に負けられない」とか「”下位”に取りこぼしはできない」とか。
「勝って、首位に喰らいついていこう!」という上を見る意識が広島サポにはあんまり無いなと。
「順位が下のクラブにコロッと負ける」のを何度も経験してきたせいで、上に喰らいつくことよりも下位に負けない(負けたくない)ことばかりつい考えてしまう。広島のぬぐえない特性。
選手もサポも含めた「クラブカラー」だと思う。
このブログで何年も同じことを言い続けているけど、鹿島のサポが「今日の相手は上位だから難しいぞ」とか「今日の相手は下位だから勝たねばならん!」とか言うか?・・・言わんだろうよ。鹿島みたいな強豪クラブのサポにとっては対戦相手はどこでも「倒すべき相手」でしかないはず。
オレらもそういう意識を持って試合に臨めるようになりたい。
■順位じゃない
過去を振返れば広島が上位に意外な勝利を収めたり、下位にあっさり負けたりしたことは何度もある。見るべきところは順位じゃなくて「広島対策」を完遂・成功したクラブが広島に勝つということ。去年の甲府戦や今季の清水戦・鳥栖戦がまさにそれ。相手の順位は関係なく、うちがそれを破れるかどうかの問題。
だから鳥栖や新潟に喫した負け方は、負けるとしたらこのいう展開というのをそのまま表したもの。負けると思っていたわけじゃないし、すごく悔しいけど、自分にとっては驚きの敗戦ではなかった。
■バクスタが盛り上がれば勝ち・・・のはずだった
実際のところ、後半10分ころに「今日は1-0で終わるだろうな」と思った。広島が先制点を獲れば17,000人の大歓声でビッグアーチは包まれて新潟の心をへし折れる。でも新潟に先制点を奪われたら後はガチガチに固められて試合は終わらされてしまうだろうな、と。
いつも言うけどビッグアーチの応援で重要なのはバックスタンドのサポーターがどれだけ盛り上がってくれるか?だと思う。あの大きなバクスタにいるサポーターからの大歓声はアウェイチームには堪えるはず。だからこそ前半はともかく後半は早めにゴールを奪いたかったんよな。
■攻めてなんぼ。選手もサポも
ただ、そういう予想をしながらも結局はうちは攻めてなんぼ。取られたら、相手がペナルティエリアに何人入って守りを固めようが、一人で打開できる選手がいなかろうが、ムっさんの年俸を払えず切り札がいなかろうが、審判があれだろうが、獲るしかない。
そのためにB6は音量・音圧と躍動感で迫力ある応援をして、選手の前へ前へという意欲を引き出さねばならん。バクスタはB6の応援や選手のプレーに呼応してどんどん手拍子や拍手を鳴らして欲しい。選手への応援の意味はもちろん、相手選手と相手サポーターに対して「こっちが勝つんだ!」という攻める気持ちも込めて。
Jクラブのアウェイはほとんど経験してきたけど、それらと比較すると、いい時のビッグアーチの応援はJクラブの中でもトップレベルですよ。
(※「B6の応援」ではなく「ビッグアーチの応援」が、です)
■ちなみに
ビッグアーチの他にはどこがいい応援しているかというと・・・観客の多い埼玉スタジアム?東北電力ビッグスワン?ピッチとスタンドの近い日立台?
いや、ボクはですね、「等々力」だと思ってます。1Fは傾斜のゆるいスタンドで奥行きは無い。そして2層式。応援を創り辛いスタジアムだと思うけど「一体感」がある。現地参戦戦績1勝2分7敗+他クラブの試合で観戦した経験に基づいて申し上げますとですねw
あの一体感のある盛り上がりはホームスタジアムの圧力があるなと思う。
■改めて自分たちのことを見つめなおす
開幕の浦和戦で快勝して手応えを感じてしまったもんだから「イケる!」と思ってしまった。実際のとこ期待感はすごく高まったし、その後の試合を見て「期待していい」戦績をここまで残している。低く見積もって心の準備をしておけという気は無い。
ただし、自分らの立ち位置はきちんと見据えるべき。高年俸のムっさんと契約更新をせず、スタメン・サブ全体の質が早急に上がるような補強が行えたわけではない。ピンポイントで千葉と石原を獲得でき、2選手ともフィットしているのがすごいことであり、寿人の強みを最大に活かす戦い方をして、”若手選手を抜擢し、彼らの成長に期待”がかかるという今季。監督は新人監督1年目。
まだうちはチャレンジ段階。
すぐに成果を出そうとスタートしたシーズンじゃなかったはず。それを思い出そう。それを踏まえて覚悟してサポートしよう。
ただ、チャレンジ段階だから負けてもいいって意味じゃなく、上に行けなくていいって意味じゃなく、意識するべきは「オレたちにはまだ伸びしろがある」ってこと。選手もサポもまだまだやれることがある。上位を闘っていくために、選手がプレーを向上する必要があるのと同様にサポーターも応援の質と量を増幅していくべきだ。勝利をもっと求めることと同時に、勝利できるよう後押しして、勝利したときに盛大に選手たちを称えること。スタンドも紫でいっぱいにしてね。
■等々力からのポジティヴな力を
先週の川崎戦で等々力に来ていた関東近辺在住のサポーターが明日の日立台には多いと思う。
先週、選手たちとともに勝ち取ったポジティヴな力を明日の日立台に持って来て欲しい。ホームで新潟に負けたとかあんまり関係ない。またひとつ勝利を重ねて上に喰らいつこう。2位以下はまだ勝ち点差が少なく、すぐに順位も入れ替わる可能性のある状態。その中で上に足場を置き、首位を追うのは広島だと選手もサポーターも本心から思えるように勝ちを獲ろう。
明日の日立台からの帰り道、広島に関わる全て人の心の芯に 「 誇 り と 意 欲 と 闘 志 」 が束ねられて、強く一本通りますように。
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