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2012年6月 2日 (土)

【トップ】数を語るより経験を生かそう(第13節 vs札幌@厚別)

サポーターは「勝って帰ろう!」と言って士気を揚げたりするけど、この試合は勝利を持ち帰るっていうよりも、札幌・北海道に住んでる広島サポに「勝利を届けに来た」っていう感覚。
いやほんと、勝てて良かったね。

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5月26日(土) 2012 J1リーグ戦 第13節
札 幌 1-3 広 島 (14:04/ 札幌厚別 /6,870人)
得点者:21' 佐藤寿人(広島)、27' 山岸智(広島)、50' 内村圭宏(札幌)、83' 森崎浩司(広 島)
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■強いて挙げれば2006年の博多の森
試合は難しかったと思う。大敗した後の選手とサポーターがものすごく高いモチベーションで向かってくるということは自らの経験で知っていたし。ここはアウェイであり、プレーを邪魔する強い風も吹いている。札幌ゴール裏では岡山選手がサポーターに向かって何やら叫び、サポーターがそれに応えてチャントの大合唱。「何か」が起こったら嫌だなと思っていた。「もしかしたら」の要素も十分はらんだシチュエーションのこの試合。勝ったのは選手たちの力だと思う。

応援する側の話をすると、応援するのも難しかったと記しておきたい。現地と現地以外では感じ方は違うかもしれんけど、こんな難しさは初めて経験した。

それと同じ難しさの例を強いて挙げるとすれば「2006年福岡戦@博多の森」なんだけど。
勝てばほぼ残留は決まるという試合で、試合前からサポーターのボルテージは凄まじかった。かなり強い雨の中、サポは選手のウォーミングアップ時から早々とゴール裏に集結・密集してずぶ濡れでチャントを送る。シーズン序盤には最下位にまで堕ちながらも”残留争い”を闘い抜いてきた者たちの「想いの大放出」。

だけど、試合は前半の早い時間に2点のリードとなってゴール裏の空気が変わった。
「これ、勝てるね」と。試合はそのまま難なく勝って、J1残留を事実上決めたからそれでもOKだったけど、試合前の熱と、2点リードしてからの熱は同じ試合の同じサポーターとは思えないくらいの差があったんだよね。いや、ピッチ上は危なげなかったし、その熱の差を責める気はないけど。


■厚別も似た要素を含んだ感じ。
前半で2点をリードして、「これ、勝てるね」という空気になった。試合前に感じていた「難しくなる」という心構えを説く方が違和感があった。
ただ、博多の森とは違うのは、そのあと苦戦したこと。ピッチ上が実際にどうだったか、選手がどう感じていたかは分からんけど、ゴール裏のサポは明らかに苦戦していた。声を失ってた。多分、集中力も欠いてた。ぼーっとピッチを見ていた感じ。

途中から難しくなって、ボールを奪われる場面も増えた。選手のプレーも判断が遅い感じで、ボールをうまく運べない、ボールを奪いきれない。応援する側としてもチャントなど出し辛い状況。
一度「これ、勝てるね」という空気が出来てしまったから、チャントを入れて揚げようとすると余計に雰囲気が悪い。なにより無理に揚げようとしても、サポーターが乗って来ない。

チャントやコールが無くなると、ゴール裏のサポから声が消えてしまった。
ゴール裏が音無しくなると、リードしているのに負けているかのような空気になってしまって、後半開始早々に失点。ゴール裏はもやっとした空気。

ピッチが先に挽回してくれればサポーターも揚がるんだけど、それほど期待できない。ただ、だからといって「負けそう」というほど相手が強いわけでもなく、イケイケの応援もできないし、苦しさを跳ね返すような踏ん張る応援もできない。
「これ、勝てるね」という空気に一度なってしまったが為の難しさ。


■チャントとコールが無いと応援できない?
チャントやコールが無くなると、サポーターからの声も無くなる。音無しいゴール裏。
後半のゴール裏は負けてないのに負けてた。後半の闘いが苦しかったのはゴール裏のそんな雰囲気の中で試合を観ていたからかも。

チャント唄ったり、コールを出すのだけがサポーターの応援じゃない。

チャントやコールが無い時間も「何らかの」声を出すべきだと思う。
声が無いから、リードしているのに負けているような雰囲気になって、ますます雰囲気を悪くする。



チャントやコールが無い時でも、声を出して少しでも雰囲気を盛り返そうとするのもサポーターの仕事だと思う。「ここ頑張ろう!」「集中しよう!」「奪うぞ!」「跳ね返すぞ!」「いいぞ!それ続けよう!」と声をあげ、いいプレーがあればすぐさま拍手を入れる。



厚別ではそれが無かったから後半のほとんどは広島ゴール裏は沈黙してた。
自分はそういった声を上げて、ちょっとでもいいプレーがあると拍手を入れてみたけど、自分に続いて声が上がることがあんまりなかった。
広島サポの人数自体が少ないし、そういった「チャントやコールが出ない苦しい時間に声を出せる」サポが厚別には少なかったということ。



■その経験によって何ができるか?
これまで何試合に行ったとか、どこまで遠征したとか、そんなことはそれほど重要じゃない。
何試合経験したことで、どこまで遠征したことで、今、自分がどういうサポートができるか?その方が重要。

厚別みたいに「これ、勝てるね」から苦しくなり、かといってチャントやコールも出し辛い展開っていうのはひとつの例だけど、そういう展開を経験したことで、自分ができるサポートの形・方法を増やしていけばいい。
前述したような声を出せるのは個性も技能も関わるから全員がやりましょうというわけじゃないけど、そういうことできるサポが少なければ厚別みたいになる。きっと今後も同じような展開は起こる。

チャントやコールが出せない中で、沈んでいくサポーターを勇気づける声。応援の集中力を保つための声。それを出せる存在がもっと必要。
全てのサポーターがそうならねばならんわけじゃないけど、試合経験の多いサポーターこそ。
応援の対象は選手だけじゃなく、サポーターを支えられてこそ、その経験が生きるってもんです。



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