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2014年1月12日 (日)

【トップ】日本のサッカーは面白くなるし、面白くしたい(天皇杯決勝vs横浜FM@国立)

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1月1日(水) 第93回天皇杯 決勝
横浜FM 2-0 広 島(14:00/国立/46,599人)
得点者:17' 齋藤学(横浜FM)、21' 中澤佑二(横浜FM)
140101
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■2013年シーズン終了
選手が本当に頑張ってくれた。感謝して感謝して感謝してもしすぎることはない。
厳しいシーズンになると覚悟を決めて臨んだ今季、Jリーグ連覇。そして天皇杯は準決勝進出。
信念、意志、継続する力、工夫、アイデア、支援、励まし、様々な力によってこの成果を得られたんだと思う。
サンフレッチェに関わってくれたすべての人に感謝と、力を注いだ方々に労いを。
楽しめるだけの一年じゃなかった。苦しい中一緒に闘ったサポーターのみなさんとひとまず労い合いたい。そんな気持ち。

リーグ戦の話になるけど、セレッソ大阪戦で敗戦した時から、湘南戦を経てカシマで連覇を決めるまで、自分たちがどう思い、考え、いかに行動したか、覚えておくべきだと思う。
この経験はこの先きっと活きる。


■鞠は強かった。知ってたけど

天皇杯決勝。横浜F.マリノスは強かった。知ってたけど。前からプレスにきてボールホルダーを2,3人で囲いボールを奪うとか、それによって攻撃の人数が減っていてもそこからの展開でもしっかりと攻撃に繋げるとか、言わずもがなのセットプレーも。
斎藤学にはリーグ戦アウェイに続いてまたやられた。決めるべき選手が決めるとチームは乗る。広島側の表現に変えると、やらせてはいけない選手にやられるとダメージが大きい、ということだ。

中澤による2点目も、素直に感想をいうと 気迫すげぇな、と思った。あの前に出ようとする意志と反応の速さは、根底に気迫がある。うちの選手に意思の強さや気迫が足りなかったわけじゃない。鞠の選手たちのそれが凄く強かったんだと思う。


■敗因

準決勝のFC東京戦で120分で勝てなかったこと、敗因の半分はこれだと思う。「FC東京の広島対策」を破れなかった。相手が講じてくる対策を破れなければ、こういう決戦に勝つこともより困難さを増す。
今や、広島に対して広島戦用の戦い方をしてくるチームは多い。それを上回って勝利を掴んでいかなくてはならない。
クラブもその課題については当然分かっていて、そこに手を打っているはず。今季途中から、カズが前に出てボールを奪うことや、シオが機を見て攻め上がること、ガクのミドルシュート、洋次郎と青が縦に動いて攻撃に変化をつけたり、負けている展開では4バックもあった。
サッカーを見る目がど素人のボクが、そのくらいの工夫が見て取れたんだから、僕の気づいてない工夫や改善はもう手をつけているているだろうし、僕なんかが思いも寄らない戦い方を来季は見せてくれるはず。
そう思うと楽しみだし、そのチャレンジを全力で後押ししようと思う。


■FC東京の素晴らしいファイト

前半の早い時間に広島が2失点してしまい、この試合単体としては面白味が不足したかもしれない。広島の選手の低コンデションは事実としてもそれをもってご勘弁願おうとも思わない。

ただ、その広島のコンディション不良は地方クラブのハンデだけじゃなく、準決勝で対戦したFC東京の素晴らしいファイトによるものだとボクは思っている。
しっかりと広島に対策したうえで攻撃の刃をぎらりと光らせて、機を見て鋭く突いてきた。広島もリーグ最小失点の堅い守備で無失点に抑えたけれども、選手たちの身体は十分傷つき蝕まれていた。決勝戦で鞠との対戦が厳しくなるくらいに。

天皇杯決勝を「面白くなかったという人がいるとしたら、準決勝のFC東京の素晴らしい戦いを知って欲しい。それを受け止め凌ぎ、PK戦であとひとつ決められたら敗退、次を決めなければ敗退、というところまで追い込まれながら勝ち抜けの権利を掴んだ広島のことを知って欲しい。

決勝戦の行方は、その前の準決勝で闘った相手によって作られていることもある。
そして最高の戦いは、いつも決勝戦にあるとは限らない。


■このシチュエーションを産み出したもの

今回の天皇杯決勝は、Jリーグ2013年シーズン1位と2位の戦いとなり、決勝にふさわしいと見られた節もあると思う。

リーグ二連覇したとはいえ、鞠に二敗していた広島は、鞠に勝って天皇杯をとることで本当の強さを示したい。リーグ最終戦で9年ぶりのタイトルを逃した鞠は広島を倒して自分たちの強さを示したい。
お互いが相手の強さを知っていて、それをリスペクトし、本気で勝ちたいと闘志を燃やす。

素晴らしいシチュエーションが用意された。
鞠の中町公祐も「この巡り会わせに感謝したい」とコメントしていたようだ。
けれども、このシチュエーションをつくったのは、もちろん決勝まで勝ち進んだ両クラブでもあるけど、リーグ終盤を盛り上げた他のJリーグクラブによるものでもあると思う。

広島をホームで破り、広島を追い込むだけでなく鹿島にもプレッシャーをかけたセレッソ大阪、あと一つ勝てば優勝の鞠を、そのホームスタジアム日産スタジアムで打ち砕いたアルビレックス新潟、広島の試合結果によっては勝たなくてはいけなくなった鞠をホーム等々力の力でねじ伏せた川崎フロンターレ、それらのクラブの本気の戦いによってJリーグ最終盤は盛り上がり、白熱し、真剣さを増した。

結果、Jリーグ史上でも稀に見る残り2試合での勝ち点差「5」をひっくり返し、最終節での逆転優勝を演出した。

Jリーグと天皇杯、異なる大会ではあるけれど、その盛り上がりは日本のサッカーに関わった複数のクラブや選手によって産み出されたものだ。


■2014年もよろしくお願いします

天皇杯決勝のようなビッグマッチだけでなく、普段行われているJリーグ。
こちらにも足を運んでもらえたら。そう思う。
繰り返すけど2013年シーズン終盤は白熱したし、天皇杯では準決勝で対戦したFC東京と決勝で広島を破った横浜F.マリノスが強かった分、ほんとにそう思う。

もっとJリーグを観てもらいたい。知ってもらいたい。
2014年のJリーグもきっと面白くなります!必ず面白くしましょう!!!

Photo

今年一年も、みなさまどうぞよろしくお願いします。







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