起きたの?えらい!(第1節vs札幌@エスタ)
「開幕戦で負けたら降格だね」
冗談ではなくて、そんな気持ちがあったのです。
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2018 明治安田生命J1リーグ 第1節 北海道コンサドーレ札幌戦
2月24日(土)14:03キックオフ(エディオンスタジアム広島/17,026人)
広 島 1-0 札 幌
得点:28'ティーラシン(広島)
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1/34の1試合で負けただけでバカなこと言うなと怒られるかもしれないけれど、数字では1/34でも、意味合いや雰囲気創りにおいては1/34ではない。
昨年、勝ち点1差の15位で、ギリギリ残留できたクラブが監督も選手も替えて、十分とは言えない準備期間でチームを作っている。それを踏まえて応援する必要があるんだけど、サポーターの方が、「開幕戦での敗戦」というものに耐えられないんじゃないかなって、感じてた。感じてたってか、2節3節とこの先も簡単には拭えない不安。
サポーターの創る空気感も戦いにおける重要な要素だから。
城副監督の就任は、広島のサポーターたちから歓迎された感じではないし、不安視する声どころか批判までもあった。
もし、この試合に負ければ「ほら見たことか」という声が湧くだろうなと心配していた。
サッカーの楽しみ方はたくさんあるので、チームのサッカーを分析し、予測して、その結果に「ほらね」とか「ほら見たことか」と試合後に言うこともサッカーの楽しみ方のひとつ。
だけどボクは、どちらかというと「予想外起これ」と願う気持ちで、試合に臨んだ。ええ、予想が外れても勝てばいい側の人です。内容のことを言うのは先の話。
キャンプ中よりも開幕戦。開幕戦よりも15節。15節よりも16節。16節よりも秋ごろ。秋ごろよりも最終節へと、チームがやりたいサッカーやるべきサッカーを表現できるようになり、勝利や勝ち点を獲れるようになっていることを目指したい。
ル杯や天皇杯などのカップ戦のことも頭にはあるし、そこがリーグ戦とは異なるチームでの戦いになるかもしれないし、カップ戦の内容を見て、リーグ戦のスターティングメンバーが替わったりするのも理想的かと思う。
まだこのチームは動き出したばかり。布団から出たところで、まだ自由に動こうにも活発には動けない冬の朝のような状態なんだと思う。
それを「やっと起きたのッ!」だとか、「髪がボサボサだよ!」とか「なにやってんの遅刻するよ!」なんて言葉は何の役にも立たない。
「起きたの?えらい!」
と、前進したことを褒めるような気持ちと言葉で、さらなる前進を促す姿勢でいいと思う。
『コウペンちゃん』(KADOKAWA)
著者:るるてあ
https://www.kadokawa.co.jp/product/321708000080/
チームが出来ていないことを見つけて指摘してネガティヴになるよりも、チームがやろうとしていることを感じ取り、出来るようになったことやできたことを喜び称えるスタンスで2018年のサンフレッチェを応援していきたいなぁと思っております。
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