自信をもって右肩上がり(第7節 vs横浜FM@エスタ)
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2018 明治安田生命J1リーグ 第7節 横浜F.マリノス戦
4月11日(水)19:03キックオフ(エディオンスタジアム広島/7,344人)
広 島 3-1 横浜FM
得点:41'ウーゴ・ヴィエイラ(横浜FM)、51'ティーラシン(広島)、79'パトリック(広島)、90'パトリック(広島)
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■今季のチームと選手の見方
今季リーグ戦2失点目がPKで、こりゃしんどいなと正直なところ思ったのです。
「大丈夫でしょ!」って気持ちになれなかったってか、自分はもともとネガティヴなので楽観的な見方を普段からしないので。
ただただ、早いうちに追いつきたいという気持ちでした。
まぁ、後半の早い時間に同じようなファールでPKを得て、ムイが決めたんだけど。よかった・・・
ご存知の通りの試合結果だけど、ボクはこの試合勝てなくても、もし負けたとしても、それを過度に残念がることも、悲観することも、ましてや「おおサンフレッチェ!ホームで勝てぬとはなにごとだ!」と嘆いたり、責めたりするつもりもなかったんですよね。
ホームで勝つってことはとても重要で、リーグ戦を闘い抜くのに闘いやすいはずであるホームで勝点3を積むことをまず計算したいものである。それは大前提としたうえで、だけれども。
『しんでしまうとはなにごとだ!』(2016年・堀井雄二)SE-MOOK
https://honto.jp/netstore/pd-book_27970747.html
ボクは今季「右肩上がり」(という言葉)を意識してチームと選手を見ています。
城副監督がこの言葉で今季の展望を語られたので、自分もその見方で見てみようかと。
監督も選手も替わり、簡単なシーズンにならないと覚悟もしたし、今が真っ最中だけどこの15連戦を含んでW杯中断まで過密日程だから。
リーグ戦は勝ち点を重ねられるのに時間がかかるかもしれないから、右肩上がりで勝てるようになってカップ戦を狙いたいな・・・なんてことを考えてたのです。
■自信を持って「右肩上がり」
今のチームが「右肩上がり」で来ているかというと、ほんとにその通りになっていて。
ボール保持率が低いことはデータに出てはいるけれど、開幕したころを比べると「自らが思うようにプレーできている時間」は増えていると思う。
この試合中に考えたんだけど、もしこの試合を勝てなかったとしても「右肩上がり」を感じられるかどうかというと、ボクは自信を持って「YES」と答えられた。
連戦であることも考慮して、先発メンバーを変えてきて、吉野恭平選手や松本泰志選手のようにJ1リーグ戦での出場経験の少ない選手も含めた構成でしっかりやれてるって思えたので。
自信を持って「YES」と言えることはとても大きいと思うんです。
■今季のスタート位置を忘れない。そして発展途上に希望を見る。
リーグ戦でもカップ戦でも、毎公式戦で右肩上がりを感じたり、良くなっていると思えたらそれは「OK」と見て、選手たちにもそういう声をかけ、態度を示そうと思います。試合結果や選手のプレーの印象だけで感情的になって、彼らを責めたりしないように。
難しいことにチャレンジしている選手たちへのリスペクトです。
今季の我々のスタート位置を忘れないことが大切。
リーグ15位でのスタート。なんとか残留した15位。前年順位が下の3クラブは力を付けて上がってきたわけだから、侮ることなんてできない。タイトルだとか、優勝争いだとか、ACLを口にするのは良いんだけど、まずは「勝点40」をなるべく早く確保するのが大切なクラブだったのだ。
チームの闘いっぷりを見ても、まだまだ改善して良くなっていくはずの箇所も多いですし。発展途上ですよね。良い意味で。
それを忘れて勘違いして、負けた試合の後なんかに選手に向かって「これじゃ優勝できねーだろ!」と叱るような感覚を自分は持っていない。
そういう時に選手たちに声をかけるとしたら「こういう試合を勝つことで上を狙っていこう!」というような肯定語での表現を選ぶかなぁ。
「優勝」って言葉を使って鼓舞するとしたら、まずは”選手側から”」そういう言葉が出てきて、シーズンも終盤に入ってからになるんじゃないかな。まだ首位の実感すらボクは無いんですけど、みなさんはどうです???
■右肩上がりで成長できたと思えるように
たぶん、ここまでグイグイと良くなってきた感覚はサポーター側にもあるだろうけど、その右肩上がりの成長曲線も角度が鈍る時期が来るかもしれない。成長曲線に現れる「プラトー」ってやつですね。
それが来たときは、選手が頑張ってきたことがそのまま成果に出ない時期だから、選手の頑張りに応えてこの時期こそサポーターが頑張りどころ。
開幕からここまでが言ってみれば「異常値」。リーグ戦開幕から7戦無敗なんてクラブ新記録ってくらいなんだから。この先に来る正常な状態を悪い時期だと間違った捉え方をしないように、勝てている今こそ冷静に。
今季のスタートをどういう気持ちと考えでスタートしたかを覚えておこうと思う。
今季が終わった時に「右肩上がりで成長できた」と思えるように。
そこに戦績とかタイトルとかが付いてきてたら、すっごい嬉しいけれど、それはまだ先の話なんでね。
今日、仙台-川崎をDAZNで観て感じたんだけど。まだまだ広島も含めどのクラブも苦しんでいて、15連戦に突入してしまったからチーム作りを徹底できなかったり修正も難しかったりしているんだと思う。
今季は、W杯中断が明けた7月からが本当の戦いかもしれないなと。
もちろん中断前までに積み重ねた勝点は「貯金」だから、3でも1でもとにかく積み上げておくことがとても大切であることは間違いないです。
いやしかし・・・連戦で試合がどんどんやってくるけど、実際のところまだ先は長いんですよね。
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