すべてを足していく(第31節 vs磐田@ヤマハ)
クラブの歴史は足し算なので。
やってきたことは引かれて消えることもないし、いつのまにか無かったことになることもない。
すべてを足していく。
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明治安田生命J1リーグ 第31節 ジュビロ磐田戦
11月3日(土)14:03キックオフ(ヤマハスタジアム/14,657人)
曇、弱風、気温20.2℃、湿度36%
磐 田 3-2 広 島
得点:31'ティーラシン(広島)、59'和田拓也(広島)、65'川又堅碁(磐田)、80'櫻内渚(磐田)、90'+8小川航基(磐田)
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8年前の11月3日が、初めてナビスコ杯の決勝の舞台に立ち、敗れた日なので。
また勝てなかったかと、帰り道でどんよりした気持ちになったけれども。
でも、この試合をきっかけにサンフレッチェを好きになってくれた人もいるだろうし、サポーターとしてより気持ちが高まった人もいるだろうし、初めての遠征がこの国立競技場で、今では全国各地のアウェイに行くようになったひともいるかもしれない。
自分自身も、この試合前に「Jリーグで一番タイトルを欲っしているのは自分たちだ」って思っていたけれど、ここで敗れて試合後に
「タイトル獲りたい気持ちって・・・こういうものなのか・・・」
と、本来求められるその気持ちの強さを、そこで初めて知ったような気がしたし。
だから、この試合のことを思い出すのは嬉しいことではないけれど、自分たちにとってすごく大切なワンステップだったなぁと思うのです。
勝ったことだけを自分の中に積み重ねるのではなく、敗戦も自分の中に積み重ねていく。
いい思い出だけで重ねた踏み台よりも、辛い思い出も合わせて重ねた土台のほうが高く広く詰める。
それと、いい思い出ってのは綺麗だし、必ず必要なものだけど、それだけだと辛いときに支えが効かない場合もある。
でも、辛い思い出ってのは見映えは良くないけれど数年たってもガチガチに固まって残ってたりする。
そういう固いのも含めて積み上げないと強い土台にできないからね。
で、だいたいは辛いことのほうが多いんだよ、サポーターって。
だからアウェイ各地のグルメに詳しくなっていくんでしょ?w
敗戦の傷を、全国各地の美味しいもので癒していく。
サポーターの体と心はそれで造られていくのです。
クラブの歴史は足し算です。
やってきたことは引かれて消えることもないし、いつのまにか無かったことになることもない。
すべてを足して、積み上げていく。
経験したすべてが自分たちのものになっていく。すべてが力。そのすべてが強さ。
そのすべてで、これからを闘っていく。
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